高校生の娘が芸術系の大学に行きたいと言い始めました。通常の勉強は申し分なく、特に英語は堪能なので、親としてはそちらの道に進んで欲しいのが本音なのですが。はっきり言って本人が目指している空間芸術の才能は全くありません。http://llln.org/
ただ憧れは強く親から「芸術系は就職も難しいから止めたら」と言っても、逆に闘志を燃やして様々な勉強会などに参加して本人の意欲は増すばかりです。振り返ってみると、自分が高校生くらいの時にも夢は持っていましたが、様々な軋轢と現実の中で実現可能な道に進んできたと思います。
当時は大人に否定されることが、何よりも嫌だったように記憶しています。ただ、自分が大人になってみると、その時の気持ちを忘れてしまっているんですね。自我が強くなりはじめ、将来が少しづつ見えだした世代に対しては、実現が困難な道でも否定することはダメなんだなって感じています。成長していく段階で、本人が「無理だ」と思わないかぎりは、大人に強制されてもストレスになるばかりです。ですから現在は芸術系の勉強や催しへの参加は黙って見ています。
ただ、若いうちから選択肢が狭まることのないように、外国人の皆さんと交流するパーティーにも参加させています。子どもが夢を持ち始めた時は、肯定することと、それ以外の選択肢を見せてやることが大事なんだと実感しています。